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サヌキノススメ第8回 その3『より道!石の民俗資料館、そば処六六庵、天満屋サンド』

 

午前中、庵治町にある「村井重友石材店」さんを見学させてもらったあと、

お昼ごはんの前に立ち寄ったのが牟礼町にある「石の民俗資料館」さんです!

 

現代の石工(いしく)の技を村井さんの作業場で見て、石の民俗資料館さんで歴史や昔の石工についてちょっとお勉強。

 

 

村井さんが作業場で使っていたような道具も展示されていました!

 

庵治石は平安時代の後期ごろから石材と使われていたそうです。

機械が無い時代、固くて丈夫な道具と人力だけでどうやって庵治石を採って加工していたのか。

どんな風に庵治石を使っていたのか。

 

 

石の歴史についてもわかりやすくまとめられています。

 

しかーし。石の民俗資料館さんに寄り道をした大きな理由はこれだけではないのです!

ぜひ見て欲しかったのはこちら・・・!

 

 

資料館さんのスタッフ・・・ではありません。

とても精巧な人形です!出来すぎです!

しかも一部動きます!!音も出ます!!初めて見た時はびっくりしました!!

 

 

石のセットも本当に細かくて、すごいなぁと感心しきりです。

石切り場からどうやって石を取っていたのか。

重くて大きい石をどのように運んでいたのか。見ていて明快ですね!

 

 

ちなみに上の石工人形さんがしている作業は、加工の中でもわりと最後のほうでしょうか。

現代の石工さん、石屋さんもこうして槌をつかって細かい彫りものや形づけをしています。

今も昔も「人の手」が世界一高級な庵治石を支えているんですね。

 

 

見学の日はあいにくの雨でしたが、下見にうかがった晴れの日には手前の芝生広場でたくさんの子供たちが遊んでいました。

遊び道具は資料館で借りられるみたいです。

期間ごとに企画展も行われていますし、見晴らしもすごーくいいので、ぜひお天気の良い日にも行ってみてくださいね〜!

石の民俗資料館のスタッフさん、開館中とはいえ突然の訪問に親切に対応してくださって、ありがとうございました!

(企画展のチラシを毎回サン・クラッケに送ってくださっているので、ご来店の際はぜひチラシコーナーをご覧くださいませ)

 

 

さて、お待たせしましたー!

お昼ごはんを食べるべく、八栗ケーブルの前まで移動です。

 

 

四国88ヶ所の札所のひとつ八栗寺は、庵治石が採石される五剣山の中腹にあります。

そもそもこのケーブルカーは八栗寺を参拝する人のために作られました。

今はもう四国で唯一のケーブルカー(ロープーウェイは残っていますが)になった八栗ケーブル。

なんと車両は昭和39年(1964年)のもの!大切に整備されてきたんですね。

 

ケーブルカーは2両あって、もう1両はオレンジ色。レトロでかわいいですよ。

あと車両の中では歌が流れるのだとか。とても気になります。

見学会のときは乗れなかったので、今度乗りに行ってみます。

上りより下りの乗車券のほうがお安いので、体力に自信がある方は下りのみ乗るのも・・・いいのかもしれません・・・。

 

さて。

この八栗ケーブルの手前にあるのが今回のお昼ごはん先の「そば処 六六庵(ろくろくあん)」さん、

なのですが。

 

 

このころ、また雨がひどくなってきたので外観写真がほとんど撮れず。申し訳ありません・・・。

 

 

六六庵さん店内は天井が高く、照明と所々に置かれた骨董品や年代ものの道具が落ち着きます。

 

そして奥側にはおでんコーナーが!

香川のうどん屋さんにおでんは付きものなのですが、香川のお蕎麦屋さんもそうなのでしょうか。

それとも全国的にお蕎麦屋さんにはおでんがついているのか。

ううむ。気になるところです。

 

 

とにもかくにも、待ちに待ったお昼!もちろんおそばを注文。

 

 

あったか〜いお蕎麦もいいですね。かき揚げでしょうか。

カリカリしていて美味しそうです。

 

 

天丼もあります・・・!

お蕎麦であっさり食べたい方も、がっつり食べたい方にもオススメですよー!

 

 

見学会常連のお客さまから素敵な笑顔もいただきました!

私も同じお蕎麦を食べましたが、ほんとうに美味しかったですよね。今だから言えますが、もう一玉いけました!

 

六六庵さんは庵治石の石屋さんからのオススメもあって、お昼ごはん先にさせていただきました。

お蕎麦の味がしっかりしていて、こしもあって、うどん県民にもファンが多い理由を実感しました。

 

 

六六庵さん、丁寧に応対してくださったので美味しさがさらに倍増でした!ごちそうさまでした!

 

そして午後。

たんきり飴づくり体験をした「徳栄堂」さんの見学が終わったあと、車で少し走って仏生山街道へ〜。

 

 

高松松平家の菩提寺である法然寺へと続く仏生山街道は、歴代の高松藩お殿様がお墓参りのときに使ったとして「お成り街道」とも呼ばれています。

昔ながらのお店だけでなく、建築家さんやデザイナーさんが関わった「仏生山温泉」やカフェなどもあって、注目のスポットに。

 

休憩先として寄らせていただいた「天満屋サンド」さんは元・呉服屋さん。

江戸時代末期から続く天満屋の屋号もきちんと継いだそうです。

屋根にかけられた当時の看板はそのままに。内装はシンプルで、中から見える庭が雨模様のこの日も素敵でした。

 

 

表に出ている看板のこのマークが目印!

マークと天満屋サンドの名前の通り、サンドイッチ(バーガー)やパンが中心です。

 

 

ご夫婦2人だけで経営されているお店で、注文を待たせてもらっている間にやってきたコーヒーが、お、大きい。

写真にある黒いポットが1人分。カップについでいただきます。

飲み物もたくさんありますし、パンに関する本や雑誌も置いてあるので、のーんびりゆったり時間が過ごせますよ〜。

 

さて、いよいよやって来たサンドイッチランチ!

そうです、おやつ時にランチを頼みましたよランチを!!

 

 

こちらがバーガーバンズのセット!パンがまるまるとしていて、分厚いです!

 

 

山型サンド。イギリスパンをトーストしたものだそうです。

外パリ、中フワでしょうか〜。

 

 

そしてホットサンド。

周りのパリパリカリカリの部分、個人的にすごく好きです!ごちそうです!

 

 

こちらはチーズケーキのセットです。濃厚でなめらか。

1日の〆にもってこいでした!

 

 

2人で半分こにする参加者さんもいれば、1人で1.5人分食べる方もいたり、

全員で美味しくいただいてお腹いっぱい満たされました〜。

 

 

出入口の近くではパンの販売もされています。

ただ、みるみるうちに売れていって、私たちが帰るころにはかなり減っていたほどの人気っぷり。

お早めにどうぞ。

2014年のオープンからもうすぐ1年。仏生山散策といっしょにまた立ち寄りたいと思います!

天満屋サンドさん、暖かく迎えて下さってありがとうございました!

 

落ち着いたころにもう一度行きたい「より道」ばかりのハスイでした。

次回は庵治石についての詳細となります。

 

ハスイ

 

サヌキノススメ第8回 その2『徳栄堂(たんきり飴)』

 

 

お昼ごはんの後は仏生山(ぶっしょうざん)へ〜!

創業から約142年の歴史あるお菓子屋「徳栄堂」さんが午後の見学先でした。

 

 

徳栄堂さんではおまんじゅうのほか、生クリームや果物が入った生どら焼きなども作っています。

パートさんも雇っていますが、

多くの作業を4代目の安生さんと奥さまの照代さんがこなしているので毎日が大忙し!

 

そんな徳栄堂さんの看板商品といえば、こちらの「たんきり飴」。

今回はたんきり飴、通称「たんきり」作り体験を含んだ見学をさせてもらいました。

 

 

「たんきり飴」とは、水飴と大豆の粉、しょうがとごまが材料の手づくりお菓子。

平たくて、おせんべいのようにパリっと割れますが、口に入れると溶けてやわらかーくなるんです。

その食感と、ごまの香ばしさと絶妙なしょうがの味わいが特徴です。

 

仏生山には法然寺という大きなお寺があります。高松藩主だった松平家の墓所が設けられている、高松松平家の菩薩寺です。

法然寺の8代上人の風邪を治すため、タンの切れやすいしょうが飴を飴屋が作ったのが「たんきり飴」の始まりだそう。

しょうがは体をあたためてくれますし、食べるとのどがスーッとしますもんね。

 

 

作り手さんからお話を聞きつつ、実際に作る体験をして、出来たても食べることができて、一石三鳥の今回!

(一般のみなさまも要予約でたんきり飴作りができますよ)

 

私達が参加できるのはたんきりの生地を成形するところから。

まずは材料が準備されていくのを見ながらお話を聞きます。

 

 

長年使っている打ち出し銅器の鍋で水飴を作り、細かくしたしょうがを入れたあと、

これまた細かくした「ごま」を投入!

グツグツ煮詰めていきます。

 

見学をした11月はまだしも、暖かい季節になるとこうして鍋で煮つめたり機械を使うことで室温が大変なことになるそうです。

冷房はクーラー一台。あるようで無いものと同じなのだとか。この時期に見学、体験できて良かったのかもしれません。

 

 

地元小学校では毎年、たんきり飴作り体験があります。

参加者のお子さんもその小学校の生徒さんなのですが、こんな間近にじっくり見るのは初めてとのことでした。

妹さんといっしょに煮えたぎるたんきり飴の素を、じっと観察しております。

 

甘い匂いも立ち込めてきましたよー!

お昼を食べたあとなのにお腹が空くのはなぜでしょう・・・。

 

 

生地の煮詰まり具合を安生さんがチェック!

130°もあるのに、なんと素手で触って感触を確かめていました!そのときの画像が無くて悔しい!すみません!

さすが20歳ごろからずっとお菓子を作り続けてきた手のひら。強靭すぎます。

 

チェックがOKだと、鍋からヘラですくって、机の上にひろげた大豆の粉の上へ。

 

 

鍋に入っていたときよりはいくらか温度が下がったとはいえ、まだまだすっごく熱いんですが、大豆の粉をつけながら丸い棒状にのばしていきます。

なぜこんな形にするかと言うとこの道具を使うからです。

 

 

球断機(きゅうだんき)〜〜!!

見た目も不思議なこの機械、といいますか道具。

上のフタを取り外して、波々になっているところへ伸ばした生地を設置します。

 

 

フタを生地に軽く押し付けるようにして、手前から自分の身体の方へと何度も素早く動かす!

すると生地がまあるく断ち切られてコロンと転がっていくのです。早技です!

簡単そうに見えて、力の入れ具合やフタを動かすスピードだとか難しいんです。一足早く、春先にさせていただいたたんきり飴作り体験済みの私は思います・・・。

 

 

丸くした生地はまだまた熱い!

大豆の粉をまぶして温度を下げつつ、成形していきます。

安生さんと〇〇さんはばっちり製品サイズに成形。だいたいひと鍋で1000枚くらい作れるそうです。

 

さて、たんきり飴作り体験はここからが真骨頂です!

 

 

参加者さんみんなで形づくりです!

想像以上の高温に「熱い熱い」と言っている間に生地が固くなってしまって、平たくしようにもなにもできなくなってしまいます。

大豆の粉ごしにさわると温度が下がるので、コツをつかむと皆さんせっせと成形、成形。

 

 

この体験の楽しいところは、ねんど遊びのように好きな形に作れること!

星形、ハートにお魚、ゆきだるま!棒状にするのも新しいですね。

 

あとは出来たての熱いうちに食べられることでしょうか。

まだやわらかいたんきり飴は製品よりも口どけが早く、作ったそばから食べられる幸せ・・・。

 

 

成形だけでなく、ほとんどの参加者さんが球断機にも挑戦しました!

球断機のフタは鉄で重いため、素早く上下に動かしたくてもスピードが出ず、

棒状の生地が断ち切れなかったりとなかなか難しいんです。

 

見学会に特別参加してくれたこの方もチャレンジ!

 

 

ガショガショガショ(金属がこすれる音)

 

 

じゃーん!!!!

見事な球が転がり出ました!!

挑戦者は大日本社員食堂の学さん。さすが、思い切りがすごく良い!!

 

 

粘土遊びを思い出して、皆さん夢中で作業をしていました。

 

材料をそろえて、生地を作り、成形をして。

たんきりは割れやすいため機械でのパック詰めは出来ず、1つ1つの袋詰めまで手作業になります。

 

体験の予約が入っていない日は1日の一番最後の作業として、たんきりを作るそうです。

仲が良くて息がぴったりな徳田さんご夫婦が会話をしながら、あるいは黙々と作業をして、あっという間に出来上がるたんきり飴。

あったかいなぁ、うらやましいなぁと心から思います。

 

 

最後は作業場を出て、お店でお買いもの!

写真を見ても分かるように、すし詰め状態の店内です。ぎゅうぎゅうです。

お家で待つご家族へのお土産、あるいは自分へのお土産に生どらを買ったり、カステラを買ったりする参加者さんたち。

 

私は買ったお菓子は帰りの車の中でいただいて、出来上がったたんきりは家族へのお土産にしました。

徳栄堂さんたいへんお忙しいところ、お時間をつくってくださってありがとうございました!

 

前回のたんきり飴作り体験のブログはコチラ

サン・クラッケのネットショップたんきり飴を販売中!ご購入希望の方はコチラ

安生さんがサン・クラッケのラジオコーナーにゲストに来てくれた回の視聴はコチラです

ぜひご覧くださいませ!

 

できたてのたんきりの中毒性に負け、おみやげ分よりその場で食べた数が多いであろうハスイでした!

次は今回の見学会でのお昼ごはん先と休憩先についてのブログです〜。

 

ハスイ

 

サヌキノススメ第8回 その1『村井重友石材店(庵治産地石製品)』 

 

サン・クラッケで取り扱っている県産品の生産者さんを一般のお客さんと訪ねる

「サヌキノススメ見学会」!

毎月1回、サン・クラッケで取り扱っている食品、工芸品を作っている会社を見学させてもらい、

その内容をブログや動画などでアップ!

ラジオのコーナーも放送して、より香川の県産品を身近に感じてもらおう!!!

 

という4月から始まったこの企画。

当日はどしゃ降りの雨でしたが、参加者さんの総人数としては一番多い見学会になりました!ありがとうございました。

 

 

午前中は村井重友石材店さんへ。庵治石(あじいし)の加工、販売をしています。

午後は高松市仏生山近辺にある徳栄堂さん。たんきり飴でおなじみのお菓子屋さんです。

 

実はちょうどこのころサン・クラッケ店舗では、「サヌキノ工芸展」という一ヶ月ごとに伝統的工芸品の特集をする企画で「庵治石(正確には庵治産地石製品)」を取り上げておりました!

工芸展ともリンクしたタイムリーな見学会。はりきって行って参りましたよ!

 

まずは高松市庵治町にある「村井重友石材店」さんへ。

 

 

村井重友石材店さんは約50年ほど前にできた会社。

元々は農家さんでしたが、当時、庵治石の加工や販売が盛んだったこともあってその道を志し、別の石材加工会社さんに修行へ出ます。

それが「村井重友」さん。会社の名前の由来です。

今は重友さんの息子・村井一信さんが取締役ですが、重友さんも現役でお仕事をしていらっしゃいます。

 

ちなみになぜフルネームが会社名になったかといいますと、「村井」石材店だと同姓が多いからとのこと。

なるほど確かに。

フルネームを会社名にしている庵治石の石屋さんは他にもありますし、

創業者さんの名前を会社名にするのって、個人的にカッコいいと思います!

 

 

今回、ご案内してくれたのは現社長の村井一信さん(写真左)と、牟礼庵治商工会の平田宗展さん(写真右)です。

平田さんは庵治石の業者さんたちや外部の方を繋いでの商品づくりや、イベントにも携わっています。

なによりも庵治石や業者さんに対してとっても熱い魂!を持っていて、

サヌキノ工芸展で庵治石特集をするにあたっても何度もご相談させていただき、言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。

 

では平田さんが熱意をこめ、村井さんが魂をそそぎこむ「庵治石(あじいし)」とはどんな石なのか、

おおまかにご説明します。

 

 

「庵治石」は高松市の庵治(あじ)町、牟礼(むれ)町にまたがる五剣山(ごけんざん)の山麓から採れる石です。

 

なぜ庵治町と牟礼町で採れるのに「庵治」石なのかというと、庵治は瀬戸内海に突き出たような場所にあり、交易の拠点となる港があったんですね。

庵治港から県外各地へ石が運ばれていて、「庵治港から来た石」というわけで、庵治石と呼ばれるようになったというのが1つ。

また、現在のように重機がなかった時代は、庵治の海側から石を切り出していたのも理由だそうです。

ちなみに庵治石を採石したり加工する会社は庵治町にも牟礼町にもありますよ〜。

 

 

庵治石の商品として最も有名なのは墓石です。

数ある石のなかでも最高級の墓石として取引されていて、それはそれは高価なのですが、お値段なりの理由が庵治石にはあるんですよ。

 

石は色々な鉱物の集合体。いわば結晶です。

庵治石はその結晶ひとつひとつがとても細かいぶん、磨いていくと最終的にはツルツルとした表面になり、光沢があらわれます。

さらに、結晶の結合ががっちりと緻密(ちみつ)=と〜っても硬い石なのですが、そのぶん結晶のすき間が小さいので水分を含みにくく(石は水分を吸うんですよ)劣化しにくいために長持ち。

まだらになった黒い点や周りが立体的に浮き出て見える「斑(ふ)」と呼ばれる独特な模様には、吸い込まれるような美しさがあります。

 

後日の庵治石まとめ記事でもくわしく書きますね。

 

 

五剣山から切りだされた庵治石は、加工しやすいように切断していきます。

黄色い歯車みたいな部分が刃です。

とても硬い庵治石を切るには刃も強くないといけないので、刃部分には人造ダイヤがついているのだそう!

 

 

刃と石の間の摩擦でおこる熱はすさまじく、火が出てしまうこともあって、

水を噴射しながら刃は右へ〜左へ〜。

水を浴びせているおかげで、切る過程で発生する石の粉も飛び散りません。

 

 

大きい石を切るのに適した機械、小さいものに適した機械、といくつか種類があります。

私はもちろん、みなさん初めて見る光景に興味津々です!

 

 

ある程度の大きさになったら、次は磨き(研磨)作業へ。

こちらは機械式で、磨くのはコンピューターが自動で行ってくれます。

 

が、コンピューターは入力通りに仕事をこなしますので、きっちりと水平に石を設置しないと磨きに差が出てきますし、取り付ける砥石(といし)の種類もたくさんあります。

ほんのわずかなズレがあると磨き損、かつ、そこだけ磨き直しに・・・。注意が必要です!

 

 

機械で磨いたあとはさらに職人さんの技が光ります!

作業されているのは一信さんの弟さん。磨き専門、研磨のプロです!

こちらも水をかけつつ、手の感触と目で磨き具合を確認しながら、まーっすぐに、まんべんなく手を動かします。

 

 

大きな庵治石を切断して、また切断して、そして砥石の種類を変えていきながら磨き上げて。

さあ、いざ加工へ!

しかしちょっと待ったー!!

 

 

石にキズなどがあると商品にはできないそうです・・・。

村井さんいわく、「黒いマジックで書かれた部分付近にキズがある」とのことで目をこらしますが、どれがそうなのかよく分からず。

 

 

切り出し、研磨をクリアしても加工中に削るうち、キズが見つかることも珍しくないのだとか。

 

庵治石はもともとが傷の多い石。

実は墓石や灯籠などに加工される庵治石は、採石される量のうちたったの3%!

平田さんは庵治石の説明のときにおっしゃっていました。

「庵治石の墓石は、肉で言うと霜降り」なのだと!

最高級の理由はここにもアリです。

 

キズがみつかった庵治石は、キズが無い部分を切り出して像や置き物など小さいものに加工したり、

建築の材料として地盤の下地などに使われるので、捨てたりはしませんよー。

 

 

村井重友石材店さんはお地蔵さまや石の彫刻などを多く作っている石屋さん。

工場内にはズラリとお地蔵さまや仏さまが。南無南無。

重友さん作のお地蔵さまは四国88ヶ所霊場すべてに1つは納められています。

石屋さんごとに特色があって、灯籠などの大きいものを専門にしている石屋さんなどもありますよ。

 

 

最後に、一信さんにお地蔵さまの加工作業を見せてもらいました!

ドリルのようなもので削ったり、

 

 

ノミをハンマーで叩いたり。

 

軽快にハンマーを振り下ろしている一信さんですが、ハンマーの重さはじつに約2キロ。

テコの原理で使いこなすのがコツだそうです。

何度もしつこく言いますけれど庵治石はとっても硬い石。道具にもそれなりの頑丈さ、重さが求められるんですね。

 

 

どどーん!

こちらは見学会前にお願いして作ってもらったサン・クラッケオリジナル商品!できたてホヤホヤの庵治石の奉公さんとの対面は、この見学会で果たしました!

モデルは「張子工房ウスイ」さんの奉公さんです。

これまた画像では分かりづらいものの、髪と着物部分の濃淡がハッキリとちがうんです。何か着色しているわけではなくて、磨きの度合いによって調整しております!

職人さんってやっぱりすごい!

 

 

なんと村井さんはお土産に庵治石をもたせてくれました。

庵治石!日本一高級な庵治石!なぜか服が庵治石柄っぽいですがたまたまです!綿です!

村井重友石材店のみなさん。お休みにも関わらず、作業が分かりやすく見えるようにたくさん準備してくださってありがとうございました!

お土産にもとても感動しました。

平田さんもお休みでしたのに、見学会のセッティングや皆さんへの説明など、ありがとうございました!

 

庵治石の業界では「庵治石」そのもの、または庵治石の商品を広く知って使ってほしいと、さまざまなプロジェクトが動いています。サヌキノ工芸展もふくめて、たくさんの人と人とが協力して庵治牟礼の石屋さんは成り立っているんだなぁと感じた見学になりました。

 

お土産にいただいた庵治石、大きさが手ごろなのでぎゅっと握ると気持ちいい!ハスイでした。

 

 

ハスイ

 

【ラジオ】サヌキノススメ in タカマツシティリミッツ 第11回(2月24日放送分)

FM815(FM高松)で毎週火曜日に生放送されている「タカマツシティリミッツ」。

毎月第4週は「サヌキノススメ」コーナー。

 

第11回は2月24日に生放送。今回は漆芸家の佐々木博さんをゲストにお迎えしてお話を伺いました。

 

今回の見学会ではとうとう島に渡りました!!

男木島・漆の家を佐々木さんと若手漆芸作家の小笠原さんに案内して頂きました。

ラジオでは、水仙郷や庵治石の灯台など、男木島のご紹介とともに、ゲストの佐々木さんに香川漆器や漆の家のことをいろいろお伺いしました!

普段は手の中におさめて使うものと思っている漆が、家となって目の前にあるのは圧巻!とのこと。
ぜひ訪れて見たい場所ですね〜!!

 

また、サン・クラッケの2階では、3月末まで「はじめての漆」をテーマに、漆器の特集を行っています!!

漆器を使ったことの無い方にもオススメできる品を中心にそろえておりますので、ぜひお立ち寄りくださいね!!

 

放送は以下からお聞きいただけます!

(約25分のコーナーを4分割しております)

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第11回(2月24日放送分)その1

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第11回(2月24日放送分)その2

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第11回(2月24日放送分)その3

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第11回(2月24日放送分)その4

ワークショップ「ミニ欄間を作ろう!」開催!

 

今日は「ミニ欄間を作ろう!」ワークショップの日でした。

受付開始からすぐに定員になるほどお問い合わせをいただきました。お問い合わせ下さった方、ご参加下さった方、ありがとうございました!

 

 

「欄間彫刻」は日は香川県の伝統的工芸品。

ワークショップの講師は現役の欄間屋さん『小比賀彫芸』の小比賀正さん(伝統工芸士)と、その奥さま、

そしてお弟子さんにあたる、なんば先生の3人。

 

 

約10センチほどの小さな欄間を彫刻刀で彫って作る、という内容でした!

あらかじめ小比賀さんに木を抜いてもらい、下書きもお願いしています。

 

鴨居をつけてミニ欄間に仕上げるも良し。上の画像のようにペン立てにするも良し。金具を浸けて壁掛けも良し。

絵柄も「ふくろう」「富士山」「桜」の3種類から選んでもらいました。

 

 

完成品をお手本に、ただ彫刻刀で削っていくというシンプルな内容。

木もやわらかい材質の桐です。

ですが思うように彫刻刀が動かないようで、みなさん苦労されていました〜。

 

 

中学校を卒業してから修行に出て独立、現在に至る小比賀正先生を始め、

先生方はするするっと木を削っていくんです。

先生たちが彫るたび、その一挙一動にみなさん注目されていました。

 

 

平面から、立体へと表現していく欄間。

どこを前面に出すのか、丸みを出すのか、それともシャープに仕上げるのか。

考えながら手を動かす作業はなかなか大変です。

 

 

それでも先生たちの丁寧な指導もあり、皆さんの慣れもあり、

がりがりごりごり、時には少しずつ慎重に彫刻刀を動かす参加者さんたち。

削りカスが皆さんの進み具合を物語っていますね〜。

 

 

ひと通り彫り終わり、小比賀正先生のチェックのあとは、やすりかけ。

彫刻刀で彫った部分以外をなめらかにしていきます。

 

 

次はワックスかけ。

ワックスを歯ブラシにつけて、全面をゴシゴシ。ツヤが出てきました!

 

 

ふくろうには目玉をつけてあげて、いよいよ完成です!

 

 

一部の参加者さんの完成品を撮影できなかったことだけが心残りです><

申し訳ありません。

 

画像ではわかりにくいかと思いますが、同じモチーフでもそれぞれ個性が出ていました!

じっくりと向き合って完成したミニ欄間。愛着は一潮なのではないでしょうか。

それに欄間の大変さを体験したからこそ、ご自宅の欄間を見る目も変わるかもしれませんね。

 

参加者のみなさま、お疲れ様でした!ご参加誠にありがとうございました。

講師の小比賀先生方、とても楽しい体験をありがとうございました!

なんば先生、完成品をお渡しする袋やあったか〜いメッセージを用意してくださってありがとうございましたー!

 

ハスイ