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サヌキノススメ第10回 その2『地濱水産(海苔)』

 

お昼ごはんを食べたあとは浜ノ町へ。

高松市中心部からちょっーと離れただけで海が広がり、漁船が並んでおります!

 

高松市中央卸市場も近いここ一帯には、「いただきさん」と呼ばれる荷台付きの自転車で魚の行商をする方たちも住んでいます。

近所の市場から仕入れた魚をすぐに販売しているから新鮮なんですね〜。

 

 

地濱水産さんの工場は海のすぐお隣。

それもそのはず。地濱水産さんは「海苔養殖」を仕事にしているんです。

香川県はなんと海苔の生産量全国5位の海苔の産地!!(平成24年度時点)

香川で生まれ育っているのにこのことを打ち合わせのときに初めて知りました。今も100軒以上の生産者さんがいるそうですよ。

 

地濱水産さんに到着すると、さっそく船のほうに案内してくれました。

 

 

黒々とした海苔がたっぷりと!

養殖網を船の上まで持ってきて、海苔をカット!そのまま船にのせて収穫するそうです。

豪快です。

 

 

地濱さんの船着き場から見える瀬戸内海。あの白い点々が地濱さんの養殖場のひとつですよ。

 

ちなみに海苔の収穫時期はちょうど12月ごろから。

見学当時は新ノリの時期にドンピシャ!

忙しさのピークのなか、地濱さん本当にありがとうございます!

 

 

船にあった海苔は足元にあるオレンジ色のパイプを通ってタンクへ。ゴミが取り除かれたり、加工しやすいように細かくされていきます。

実際に加工されるのはその翌日。獲れたて新鮮なうちに加工されます。

 

午前中のうちに準備作業は終わっていたので、午後にお邪魔した見学会では海苔の加工を見せていただきました〜。

 

では地濱水産さんのホームページの画像をお借りしながら、海苔ができるまでをカンタンにご紹介します。

 

 

地濱水産さんは昭和61年に創業。現在は2代目の地濱秀生さんが後を継いでいます。

創業者は秀生さんのお父さんで、三豊市詫間で海苔養殖をしていた叔父さんからノウハウを学び、数人の仲間と共にこの浜ノ町では初めて海苔養殖を始めた方。

今、浜ノ町にある10軒ほどある海苔生産者さんの先駆けなのです。

 

 

こちらが2代目の秀生さんです。

そして後ろに見えるのが海苔を入れておくタンクのひとつ。こうしたタンクは5つあるのだそう。

 

 

秀生さんは中学校卒業後から海苔養殖を本格的にはじめてウン十年。

正確には小学生のときから冬休みには海苔づくりを手伝っていたのだとか。

今も職人として真摯に海苔作りをされています。優しくてお話しやすい方でした!

 

 

海辺から歩いて約30秒。いざ、工場の中へ。

 

 

中に響く機械の運転音!

音の発生源は、工場の天井ギリギリまでぴったりとはまっているこの大きな機械です。

 

 

海苔の乾燥機!!

3時間半ほどをかけて乾燥された海苔が次々に流れていきます。

工程はすでに最後のほう。こうして1日に7〜8万枚の海苔が作られます。

 

 

昨日まで海の中にあった海苔がもう食べられるまでになるなんてスピーディですよね。

これは地濱水産さんだからできること。

漁協を通して別の加工会社に運んだりするとそれだけでも時間がかかり、商品として市場で販売されるまで間が空いてしまいます。

養殖、収穫、加工、販売まで一貫して行えることが地濱さんの一番の強み!

 

 

食い入るように海苔乾燥機を見つめる参加者さんとサン・クラッケスタッフ。

この海苔たち複雑な動きをしておりまして、下のレーンで左から右に流れたと思えば上のレーンに出てきたり。

こんなに大きな機械も、海苔が流れていく光景も見たことがなかったので、けっこうな時間眺めていました。

 

 

海苔たちが最終的にどこに行くかといいますと、このレーンが伸びた先に答えがあります。

 

 

海苔を待ち構えている女性スタッフさん!

 

 

最終チェックは人の目で。

海苔に付着物がないか、破れていないかなどをしっかり確認します。

 

 

そして束にされていきます。

この機械もとっても賢くて、同じ枚数の束を作ってまとめ、順々に整列させていくんです。

機械を観察するのも楽しいです。素晴らしきかな日本の技術。

 

 

新ノリ、もちろんごちそうになりましたー!

レーンに流れてきた海苔を秀生さんが取ってくださって、ストーブでちょっと温めてパクリ。

味付けナシでも塩の香りがしました!口の中で溶ける!この食感は新ノリならでは。

 

 

工場から少し離れた場所、同じ浜ノ町に直売所「海苔ギャラリーちはま」さんはあります。

工場見学のあとはこちらへ移動し、秀生さんの奥様で広報や販売などを担当している美保さんにお話をお聞きしました。

 

 

香川県には海苔養殖業者さんがおよそ100軒あって、浜ノ町以外だと小豆島や志度、丸亀などでも養殖されています。

香川県だけでも海苔の生産量は年々落ちており、2000年には9億7900万あった生産量は、

去年で3億5500万までに減りました。

 

通常なら12月中旬から3月ごろまで続く海苔の収穫が、海苔の色落ちが1月に始まって早々に収穫が終わってしまうことがここ十数年で起きています。

さらに海苔の消費量が減ったことも生産量低下の原因です。

 

 

まずは香川県に住む人に香川は海苔生産量全国5位だと知ってもらい、地産地消をうながすことから!

いい海苔を作るのはもちろんとして、

美保さんは商品説明の紙を用意したりイベントで広報をして認知度向上に努めています。

 

海苔ギャラリーちはまさんではおみやげ用にパック新海苔や、ビニール袋にどっさり入った生海苔をお買い上げ。

実際に船に積まれた海苔や工場を見て、美保さんたちのお話を聞くとこの時期にしか食べられない新ノリをすごく食べたくなったんです。

うどんだけじゃない香川県!

瀬戸内海で育まれた栄養たっぷりの海苔をぜひご賞味あれ!

 

地濱水産さん、1年で最も忙しいであろう時期に見学させてくださったうえ、ラジオにも出演して下さり、本当にありがとうございました。

地濱水産さんのホームページはコチラ

地濱美保さんにゲストに来ていただいた時の音源はコチラからお聴きくださいませ!

 

ちょっと時間が経った海苔はお湯で戻して佃煮にして食べるという方法が目からウロコだったハスイでした。

自宅用に買った新ノリはぱりぱりぱりぱり、すぐに完食したので佃煮は今度試してみます〜!

 

まだまだ語りきれない海苔や地濱水産さんについては、後日の詳細ブログの更新をお待ちください。

次回はお昼ごはんとより道先についての記事になります。

 

ハスイ