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サヌキノススメ第10回 その1『讃岐かがり手まり(讃岐かがり手まり保存会)』

 

サン・クラッケで取り扱っている県産品の生産者さんを一般のお客さんと訪ねる

「サヌキノススメ見学会」!

毎月1回、サン・クラッケで取り扱っている食品、工芸品を作っている会社を見学させてもらい、

その内容をブログや動画などでアップ!

ラジオのコーナーも放送して、より香川の県産品を身近に感じてもらおう!!!

 

という2014年4月から始まったこの企画もついに2015年へ年またぎ!

キリがいい10回目にして、1月の見学先は高松市中心部のコチラ。

 

 

午前中は兵庫町にある「讃岐かがり手まり保存会」さんへ〜。

「讃岐かがり手まり保存会」さんは名前の通り、讃岐かがり手まりを作っています。

 

 

香川県の伝統的工芸品「讃岐かがり手まり」は、

もみがらを薄紙でくるんで芯を作り、草木染めをした木綿の糸で幾何学模様を「かがって」いく工芸品です。

糸を芯に刺して、糸をすくいながら縫うのですが、それを「かがる」と表現するんだとか。

模様と色の組み合わせで手まりの種類は無限に広がります。

 

見学先の保存会さんは、兵庫町商店街アーケード沿いの道を外れて細い路地に入ったところにあります。

まるで隠れ家のような場所に・・・。

 

 

本当にここなの?と参加者さんはおっしゃっていましたが、

 

 

本当にココですとも!銅の看板が目印です。

ちなみに保存会さん、片原町には2014年の8月にお引っ越しされてきました。

 

 

中は白を基調にしたオシャレな雰囲気。

家具やら小物やらすべてがかわいくて、打ち合わせの時に初めておじゃましたときはテンションあがりました!

 

 

この画像はクリスマス前に打ち合わせのときに撮影させていただいたものです。

小物との組み合わせを考えるのも楽しそうですね。

 

『好きなモノをそばに置いて生活すると気持ちが豊かになる』とは

讃岐かがり手まり保存会代表にして、讃岐かがり手まりの伝統工芸士さんである荒木永子さんのことば。

自分好みの素敵なものに囲まれていると、何事もモチベーションが上がりますよね〜。

 

 

お忙しいなか、保存会の代表で讃岐かがり手まり伝統工芸士の荒木永子さん(写真右)や保存会メンバーの明石さん(写真右)のほか、

保存会のつくり手のみなさんで対応してくださいました。

 

 

桜茶までご用意してくださって、お心遣いとてもうれしかったです!ありがとうございました。

1月の寒い時期だったので心も身体もあったかーくなりました。

 

 

春を感じる桜茶をいただきながら、

まずは保存会さんや讃岐かがり手まりの工程についてのお話や、質疑応答タイム。

讃岐かがり手まりを調査して保存会を設立した永子さんの義理のお父さん、お母さんのお話等々もお聞きしました。

くわしくは後日の詳細ブログにまとめますのでお待ちくださいませ。

 

さて。保存会さんで行っている作業は、なんと讃岐かがり手まりに使われる木綿糸を草木染めするところから。

棚には色味がそれぞれに違う木綿糸が並んでいます。

ケースごとに別の色が入っていて、その数およそ120!

 

 

鮮やかに発色しているこの木綿糸も草木染めなのです。

今回は木綿糸を草木染めする作業から見せていただきました!

 

木綿糸は天然の染料だけだと染まりにくいため、まずは大豆の煮汁につけて下準備。

大豆の煮汁である呉汁(ごじる)にふくまれているタンパク質で染料を定着させやすくするそうです。

 

そのあとは媒染(ばいせん) という、さらに天然染料をはっきりと発色させるための作業へ。

 

 

鉄の棒に木綿糸を引っかけて、

媒染の液に浸して、しばらくしたら出して、染料の液に浸して、出して、触媒の液に浸して、を何度か繰り返します。

使っているナベと言い、まるでカラフルなおそうめんを茹でているみたいですね〜。

 

 

鉄の棒さばきが決まっていたのが、染色作業を主に行っている藤本さん。

染料の材料になる植物の種類や分量を変えて様々な色を作るのですが、そのレシピ作りは明石さんがされているそうです。

どうしても染まりにくい色や植物もあるとお聞きしました。

120色ものバリエーションを揃えることは簡単なことではなかったと思います。

 

 

染めたあとの糸は2階のベランダで干します。見学のときにあらかじめ乾かされていたのがこちらの糸。

見た目は普通のお家のベランダにこうして木綿糸を干してあると不思議な感じがしますね〜。

 

 

保存会メンバーの方達が手まりをかがる作業も見学させてもらいましたよ!

 

と、その前に手まりは何で出来ているのかご存知ですか?

もちろん木綿糸は欠かせませんが、手まりの中身が何なのか・・・。

 

 

ずばり、もみ殻です!

 

 

薄い紙でもみ殻をまあるく包んで、

 

 

紙が完全に見えなくなるまで木綿糸でぐるぐる巻きに。

 

つくり手さんはササッと作っていましたが、確かな技術が必要なすごいことだと思うんです。

まず私がやると形が崩れて歪になりますね!

 

 

出来上がっていた別の芯に針を通させてもらいました。

針で刺すとサクッともみ殻の音がするんですが、その感触と音が気持ちいい!

力はほとんど必要なく、スーッと芯まりの中に吸い込まれていく感覚です。

 

 

土台となる芯を作ったあとは、いよいよ模様をかがっていきます。

まち針を刺して基準となる点を作り、手まりを均等に分割するように糸を渡してやります。

 

 

模様ごとに一定の規則に沿ってかがっていくことで、美しい模様や可愛い模様が生まれていきます。

 

 

ひと針ひと針、時間をかけてかがっていく作業は地道です。

それだけ1つの手まりにじっくり向き合うので、作り手さんの愛情もより一層深くなるそうです。

 

 

木綿糸の色や模様の組み合わせで無限の可能性がある讃岐かがり手まり。

これだ!とビビッとくる手まりとは一期一会かもしれません。いえ、本当に!

 

大きな手まり、手のひらサイズの手まりのほか、

実用的な商品として芯のもみ殻の中に天然の香木も入れた「にほひ手まり」や、身につけられる「手まりストラップ」といった商品も製作しています。

お気に入りの手まりをみつけて、ぜひ生活に彩りをそえてください。

 

 

讃岐かがり手まり保存会のみなさん、ご多忙のなかお時間を作ってくださって本当にありがとうございました!

作業もひと通り見せていただけてわかりやすかったです。

 

見学会では手まり作り体験はしませんでしたが、保存会さんではリビング高松カルチャーセンターさん等で教室を開いていますよ。

見るだけ買うだけじゃなく、作ってみたい方は多いはず!

コチラの讃岐かがり手まり保存会さんのホームページを要チェックです。

 

絶対になくしたくないカギといっしょに、絶対になくしたくない手まりストラップを付けて二重の効果をもたせているハスイでした。扱いがすごく慎重になりますよ!

次回は地濱水産さんのブログになります。

 

ハスイ