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サヌキノススメ第2回 その1『張子工房ウスイ(高松張子)』

 

サン・クラッケで取り扱っている県産品の生産者さんを一般のお客さんと尋ねる

「サヌキノススメ見学会」!

毎月1回、サン・クラッケで取り扱っている食品、工芸品を作っている会社を見学させてもらい、

その内容をブログや動画などでアップ!

ラジオのコーナーも放送して、より香川の県産品を身近に感じてもらおう!!!

という4月から始まった企画ですー。

 

5月10日に2回目の見学会を行いました!

見学をお願いしたのは

高松市香西本町の「張子工房ウスイ」さんと三豊市高瀬町の「高瀬茶業組合」さんです。

 

この日はスタッフを含めて総勢9名。

見学会はごく少数で行っていますが、毎回一般のお客様5名ほど募集しております。

 

 

午前中は張子工房ウスイさんへ!

集合場所から歩いてウスイさん宅まで向かいました。
★張子工房ウスイさんの高松張子の作り方など、詳しくはコチラをご覧ください!

 

 

5分少し歩いて到着したのは、張子工房ウスイさんこと、

臼井融(とおる)さんのお仕事場を兼ねたご自宅です。

 

玄関には臼井さんが今まで作ってきた張子がズラリ!

サン・クラッケで現在取り扱っている品物だけではなく、はじめて見る張子がたくさん。

ひとつひとつに魅入ってしまいます。

 

 

ウスイさんの創作の原点になっている、宮沢賢治の物語をモチーフにした動物たちの張子をはじめ、

どの張子も優しい雰囲気がありました。

 

 

主な作業場はご自宅敷地内の離れにあります。

まずはその作業場を見せていただきながら、臼井さんのお話を聞きました。

 

 

ニカワと胡粉を塗った状態の張子たち。

手前にあるのは首を振る張子虎(はりことら)です。

彩色前、かつ、胴体と首のところが離れたままの張子を見られるのは貴重でした!

 

 

臼井さんは私たちと会話をしながらも手をとめず、さらさらと張子虎に色を塗っていきます。

 

使っているのはアクリル絵の具。

発色が良く、耐水性が良いことからアクリルを使用しているそうです。

柔らかい雰囲気と、このはっきりとした色合いがウスイさんの張子の特徴のひとつではないかなと思います。

 

ご自宅に案内していただき、そこで再びお話を聞きました。

 

 

 

張子は土粘土で型をつくるところから始まります。

地元の陶芸教室の型に頼んで焼いてもらった型に、和紙と新聞紙を糊で張り合わせたものを3回、重ねて貼ります。

それを乾かし、カッターで切り込みをいれて紙部分を型から抜きます。

切り込みをいれた部分を丁寧にあわせたり、表面のでこぼこしている部分をなめらかにしたあと、

彩色にとりかかります。

 

型の胴体真ん中に切り込みがあるのが分かりますか?

そこがカッターをいれる部分です。

 

 

台所では臼井さんの奥さんが型に紙を貼る作業をされていました。

奥さんは最近までご実家のお仕事をしていましたが、土日や祝日などは臼井さんのお手伝いもされていたとのこと。

ご実家が事業をたたまれたあとは、毎日、張子作りにだずさわっています。

 

新聞紙と和紙を重ねあわせ、するするーっと型に貼っていく奥さん。

よどみない作業です。

画像は「ひめだるま」という、なだらかな形の張子ですが、

張子によっては微妙な凹凸が大事だったりします。

大事な部分の形はしっかり出したいと考えながら紙を貼り、型から丁寧にはずしていくそうです。

 

 

臼井さんが

「張子はとにかく根気が大事。とにかく手間がかかるので、効率をあげることができない」

とお話されていましたが、

張子づくりに必要な糊、ニカワ、胡粉(ごふん)と、1つ1つの材料を用意するにしても時間がかかります。

 

それだけ大変な張子づくりを続けている臼井さん。

宮内フサさんがつくる張子と学生時代に出逢ったことが、高松張子づくりのきっかけになったそうです。

定期的に行っている地元中学生へのワークショップや、うどん脳の張子の製作などを通して、

若い人たちに高松張子の魅力を伝えていきたいと考えていらっしゃいます。

 

臼井さん、臼井さんの奥様、

お忙しいところたくさんもてなして下さり、本当にありがとうございました!

 

 

来年の干支張子もとても可愛いのでお楽しみに!ハスイでした!

「高瀬茶業組合」編につづきますよー!