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来年のワークショップ!!

来年1月のワークショプの募集内容です。

皆さん、ご参加よろしくお願い致します。

香川漆器の製作過程の一部を体験出来ます。

お盆に模様を書き、色粉を(蒔いて)付着させていく蒔絵盆の体験になります。

1月17日 13:00〜16:00頃(乾燥後終了)

受付時間 12:40〜

講師 松田裕二氏・岡田哲吉氏(ともに伝統工芸士)

材料費 1000円 お盆サイズ 42cm×29cm

持ち物 汚れても構わない服装、もしくはエプロン持参 ハンカチ・タオル

対象年齢:中学生以上

定員15名

※当日、8種類から10種類ぐらいある、下絵の中より模様をお選び頂く様になります。(花、トンボなど)

※当日持ち帰り可

※かぶれについて:漆自体は、一般の体験には使えませんので、カシューという漆に近い塗料を使います。

ゴム手袋を講師の方に持参してもらいますので、心配な方は、手袋を使用下さい。

※全て定員制・ご予約制です。予約が埋まり次第締め切りとさせて頂きます。

何卒ご理解頂けますようにお願い申し上げます。

※キャンセルの際は、3日前までにご連絡下さいませ。

 

お申込はこちらからです。>>>>CLICK

 

サヌキノススメ第7回 その4『より道♪〜西の丸ホテル、田村久つ和堂本店、豆芳、エビスヤ!〜』

 

さーて、今回も行って参りました!見学会のより道先のご紹介です。

いつもながら食べて食べて食べてきましたよー!

 

まずは午前中、国分寺にある豆芳さんの工場を見学したあと、高松駅に戻ってきました。

歩いて向かったのは高松駅近くに今年オープンした「西の丸ホテル」さん。

 

 

ケーキやクッキーなどの焼き菓子やキッシュ、ランチメニューが楽しめるカフェになっています。

季節にあわせたタルトや、いただきもののリンゴでアップルパイなど、

旬のメニューは一期一会!

お持ち帰りもできるので、お買い物目的に行ってきました〜。

 

 

焼き菓子が入ったショーケース、レトロで可愛らしいですね。

 

今は店長のあかねさん1人で切り盛りしているのですが、種類が多いんですよ。

クッキーは形や味だけでなく食感も全部ちがっているのでぜひ制覇を!

私はもう少しで制覇できそうです!そうこうしている間に種類が増えそうですけど!

 

 

カフェスペースは歲月を感じる建物とレトロな家具がマッチした、落ち着く空間になっています。

高松駅と香川の私鉄・ことでん高松築港駅のあいだくらいの場所です。

お出かけ前の休憩にもいかがでしょうか。

「西の丸ホテル」さんのフェイスブックはこちら♬

 

西の丸ホテルさんで洋菓子を買ったあとはザ・ニッポンのお菓子屋さんへ。

兵庫町商店街のアーケードから少し歩いた先、天勝さんのそばにある「豆芳」さんです!

 

 

今回の見学先だった豆芳さんの工場は端岡駅が最寄りなのですが、

直営の店舗は高松市の中心部にあります。

もともとこちらで製造もしていたそうで、大きな「豆芳」の看板といい、趣のあるお店です。

 

 

前々回のブログにも書いたのですが、豆菓子の種類が本当に豊富なんです!

ところ狭しと、豆、豆、豆!

味つきの豆菓子からピーナッツに落花生に、と迷うこと間違いなしです。

 

 

当店でも取り扱っているしょうゆ豆もこんなにたくさん。

ポピュラーなそら豆のしょうゆ豆から、小ぶりで食べやすい大豆のしょうゆ豆、希少糖入りのしょうゆ豆など。

サン・クラッケには置いていないしょうゆ豆や詰め合わせもこちらでは買えます。

一部試食もできますので街ナカにお出かけのときはこちらもぜひ!

「豆芳」さんのホームページはコチラ♬

 

つづきましてお昼ごはんへ。

片原町からまっすぐ歩いて兵庫町へ。

 

 

高松三越さんのお向かいにある「田村久つ和堂本店」さんです。

2階が喫茶スペースになっていて、そちらで昼食を取りました。

 

 

床にはじゅうたんがひかれていて、椅子もひとつひとつがきちんとしたソファ。

ほんのり薄暗いのが雰囲気出してます。

広々としていて席数も多く、ランチメニューもあるのでお昼時にもくつろげそうです。

 

 

五角形になったケーキケースも素敵です!

こうして写真で見てもケーキ、美味しそうですね〜。今度はケーキを食べに行きます!

 

 

私が注文したのはたまごサンド。

見てください、このタマゴの分厚さ。

できたてはほんのりあったかくて、タマゴはやわらかくて、マヨネーズにちょっとコショウが効いていておいしいんです。

 

しかし忘れちゃいけません。

くつわ堂さんといえば・・・瓦せんべい!!

 

 

1階ではガラス越しにおせんべいを焼いているところを見ることができます。

だいたい午前中が多いそう。

瓦せんべいだけでなく、ほかにもいろんな種類のおせんべいを手づくりしています。

 

 

実は見学会の後日、田村くつわ堂さんのご厚意で「瓦せんべい」作りを見学させていただきました!

生地をつくって広い鉄板にならべて、ひっくり返して。

こげ茶の焼き色を均一に出すのが特にむずかしいそうです。職人さんのカンが活きてきますね!

 

 

できたてほやほや。まだフニャンとしている瓦せんべいをいただいてしまいました。

堅い瓦せんべいを割ってばりばり食べるのも好きですが、熱くてやわらかいのも格別です。

また見学会のときにおじゃまさせていただく予定ですので、みなさま、ぜひ!

「田村久つ和堂本店」さんのホームページはコチラ♬

 

片原町商店街を抜けた先にある小比賀彫芸さんと朝倉彫刻店を見学したあとは、

休憩タイム。

 

 

片原町商店街にあるお餅屋さん「エビスヤ」さんへ!

くつわ堂本店さんと同じ並びにありますよ。

 

お持ち帰りもできますが、すぐにおもち食べたい!小腹が空いた!

そんなときは隣り合わせにある甘味の喫茶店へ。

 

 

個人的にずっと気になっていたお店だったので、見学会にかこつけて食べてきましたよ〜!

丸1日かけての見学会。体が甘いモノを欲していました!

 

 

店の外からだとわかりませんでしたが、中は広々。

和のテイストとどこか懐かしさを感じる店内に心が休まります。

 

では一般参加者さんとサン・クラッケスタッフが注文したメニューをご紹介しましょう!

 

 

おもちの味そのものをシンプルに味わいたい。そんなときには「あべかわ」を。

おもちそのものに甘みが感じられるのと、ボリュームがあるので食べごたえあり!

 

 

あたたまりたい、あんこが食べたい。そんなときには「ぜんざい」を。

塩こんぶをきちんと付けてくれているのが嬉しいですよね!

甘いもの、しょっぱいものを交互に食べたらおいしさが増します〜。

 

 

あんことバニラアイスの相性は言わずもがなバツグン!王道の「クリームぜんざい」は外せません。

白玉といっしょにあんこを食べ、バニラアイスといっしょにあんこを食べ、自分の欲する組み合わせで食べちゃってください!

小豆がたっぷり入ってますので最後まで全部飲み干しました。

 

 

このベストショットを撮れたのも、甘みを堪能できたからこそ。

「餅は餅屋」 ということわざがある通り、お餅を一番おいしいかたちで提供してくれているなあと思いました。

おはぎやお赤飯のほか、季節にあわせた商品も置いてあるエビスヤさん。こまめにのぞかなければ!

「エビスヤ」さんのホームページはコチラ♬

 

立ち寄らせていただいたお店のみなさん、ありがとうございました。

そしてごちそうさまでしたー!

高松市の商店街まで出かけてはいても、知らないお店、入ったことのないお店、たくさんありますよね。

香川にはうどんのほかにもおいしいものがたくさんありますとも!

ブログの画像を選ぶだけでお腹がすいたハスイでした。

 

次回は「豆芳(ひょうげ豆)」さんの詳細です。

 

ハスイ

 

 

サヌキノススメ第7回 その3『朝倉彫刻店(欄間彫刻)』

 

いつもは食品の生産者さん1軒、伝統工芸士さん1軒におうかがいしている見学会。

なんと10月の見学会では伝統工芸士さんのお店を2軒見学しました!

それというのも『欄間彫刻』の伝統工芸士さん2軒が、とーーってもご近所だったため。

前回の見学会ブログでお伝えした「小比賀彫芸」さんから徒歩1分(もっと近いような気も)

 

「朝倉彫刻店」さんです!!

 

 

店名が入ったガラスサッシが目印。

中には伝統工芸士・理さんの息子さんが作った欄間や、準一さんが作った色々な木のお箸やボールペンなどが綺麗に並んでいます。

 

 

お店に入ってまず目の前には、理さん作のながーい欄間!

なるほど、欄間の大きさは各家庭ごとにちがっている・・・とはいえこの長さ。

「一体なんのために彫ったのか謎です」と準一さんはおっしゃっていましたが、

見事な技とその大きさは見ごたえありです!

 

 

こちらが作業場のひとつ。

奥側がお父さんの理さんのスペースで、手前が息子の準一さんのスペースとなっているようです。

 

食品メーカーさんも伝統工芸士さんも、時代の流れなど様々な理由で後継者がいないことが多いもの。

こうして親子で向かいあってものづくりをする光景はとっても貴重です。

 

 

朝倉彫刻店さんは明治元年に創業しましたが、

その当時は宮大工(神社や仏閣を建てたり補修する大工さん)を営んでいました。

4代目の善雄さんが手先が特に器用で彫ることに優れていたため、宮大工から欄間職人に。

こうして彫刻専門店となり、現在に至っています。

 

お父さんの理さんは5代目。息子の準一さんは6代目。

準一さんは「木」そのものに対する熱意と愛情にあふれた方で、もともとモノづくりも木も好きだったそう。

木を眺めていればご飯何杯でも食べられるというのも冗談ではなくマジな、木大好き彫刻師さんに

今回はご案内していただきました。

 

 

愛情の深さがよく分かるのが商品の「お箸」です。

 

朝倉彫刻店さんのホームページに掲載されているものだけでもざっと150種類は越えていて、

さらに形が三角から十角まで。長さも大人用2種類から子ども用まで。

大きな木材から切り出して、削って磨いて、全て朝倉さんが行います。

注目ポイントはお箸の先端。対になる2本とも太さが均一で美しい仕上がりに。

 

 

ヒノキ系、スギ系とおおまかな分類はされていて、同じスギでもどこが違うのかという疑問に朝倉彫刻店さんのホームページの事細かな解説で答えてくれますよ〜。

今では伐採禁止になっている貴重な木もたくさんあります。

 

 

工房は自宅を兼ねていて、廊下のつきあたりや丸々一室を使ってなど、いたるところに木が保管されています。

それも見た目からして全部違う木。

公私なく木とともに生活を送っているんですね。

溢れんばかりの木や職人としての熱意だけでなく、朝倉さんのすごいところがもう1つ。

 

 

もうひとつの作業場には所せましと機械が並んでいるのですが・・・

 

 

作業机も保管されている木も、整理整頓ばっちり!

この作業机もきっと手づくりされたのではないでしょうか。

「職人は作ってなんぼ」とおっしゃるとおり、自分のモノづくりの環境も作り上げているんですね。

 

 

朝倉彫刻店さんでもちょっとした体験をさせてもらいました。

彫刻刀をにぎって試しに彫ってみますが、やっぱり木が硬かったようです。

一度彫ってしまうと元に戻せないのが彫刻の世界。

ひとほり、ひとほり、慎重に。

 

 

こちらはお箸を削る機械。

お箸に「面」を作っていくのですが、木の種類やいくつ面をつくるかによって

当てる時間や力の入れ具合が違ってきます。

彫るよりカンタン!なんてことはなく、木は少なくとも150種類はあるわけで。

 

 

「欄間彫刻」は香川の伝統的工芸品でもあり、朝倉理さんは伝統工芸士でもあります。

ですが前回の小比賀彫芸さんの記事でも書かせていただいたように、

和風建築が減った昨今では欄間の注文はぐっと少なくなりました。

 

 

彫刻の技術を活かして仏像などの置物や、張子虎の「田井民芸」さんからの注文で虎の木型、

最近だとお客さんからの要望で木でポルシェを作ったそうです。

 

彫刻屋として、作れるものはなんでも作りたいと話す準一さん。

ものを「デザイン」することはできないので、まずはとにかくやってみる!のが信条とのこと。

こうして新たな文化や需要を取り込むことは、新しいお客さんと、欄間彫刻の新たな形につながるのではないかなと思いました。

 

 

準一さんの木トークと営業力はとどまることを知りません。

高松市片原町商店街から歩いてすぐのところにありますので、ぜひ覗いてみてくださいね。

店内のお箸の種類に圧倒されてください!

 

朝倉彫刻店さんのホームページはコチラ

また、欄間彫刻の商品はサン・クラッケのオンラインショップで取り扱い中です。

オンラインショップのページはコチラ!

 

朝倉彫刻店さんのお隣のお店のオムライスも食べにいきたい、ハスイでした!

次回はお昼ごはんと休憩先についての記事ですー!

 

ハスイ

 

サヌキノススメ第7回 その2『小比賀彫芸(欄間彫刻)』

 

高松の片原町でお昼ごはんを食べ、歩くことおよそ10分。

お邪魔したのは『欄間彫刻』の伝統工芸士・小比賀(おびか)正さんの「小比賀彫芸」さんでーす!
大きなガラス窓に作業机が面しているので、通りすがりに工芸士さんの技がのぞけちゃうお家です。

 

 

こちらはご自宅兼工房。出入口には小比賀さん手づくりのドア飾り!

 

 

ネコかわいいですね〜。
和風建築が少なくなって欄間の需要が減っているなか、 欄間彫刻の技術を活かして何か作れないかと考案されました。ドアにはめこむような形です。

 

 

小比賀正さんは中学卒業後、栗林にある土居工芸さんに弟子入り。

約16年修行をして独立し、昭和50年(1975年)に小比賀彫芸を創業しました。

伝統工芸士にも認定され、今に至っています。

 

正さんはお話しやすい雰囲気の優しい方なのですが、 欄間の未来に対する想いがぐいぐい伝わってくる熱い職人さん!

欄間の現状から、これからどうしていくべきか、たくさん語っていただきました。

 

 

と、その前に改めて。みなさん、欄間はご存知でしょうか。

 

和室と和室をむすぶ襖(ふすま)の上に設置されていることが多いのではと思います。

つい最近まで、風通しや光取り、装飾的な意味合いから、和風建築には欠かせないものでした。

家によって必要な長さや厚みも違うために規格がなく、全てオーダーメイド。
上の画像にある欄間はけっこう厚みがありますねー。

 

 

現代の技術をもってしても、機械では作れないのが欄間彫刻!
梅の枝や花が上にいったり下に行ったり交差したり。
高低差はもちろん、デザインによって彫り方も細かく違っています。

 

画像の欄間はまだ製作段階。
これからさらに繊細に、リアルに形づくられていくのですが、 途中の今の段階でも、うーん、見どころがいっぱい!
どこからどう掘っていけばこうなるのか不思議です。

 

 

欄間のモチーフは依頼主さんの希望にそってくれます。

松竹梅などおめでたい絵柄はもちろん多いそうですが、雷神風神や七福神などの神さまや、香川の名所をモチーフにした欄間なども製作されていました。
大きさも形も一枚として同じものがない、自分の家だけのオンリーワン。
ご自宅や親戚のお家に欄間がある方。きっと家主さんやご家族の何かしらの想いがこめられているはずです!

 

 

作業机の上には使われる彫刻刀がズラリ。
大まかなところを削る荒彫りで使うもの、こまかい彫刻をするものなど、自分の手を使うように持ち替えながら彫られていきます。

 

 

お寺の屋根支えに使われる肘木(ひじき)の製作も受けている小比賀さん。

香川の西部で行われるお祭り「ちょうさ」の彫刻もしたりと、欄間に限らず注文の幅が広いそう。

 

 

肘木、ちょこっと試しに彫刻刀で削らせてもらいました!
大きな削りカスがぽろぽろ落ちていたので、簡単に削れるとおもいきや。

 

 

参加者さんいわく、とっても硬かったそうで、うすーく皮がむけた程度。

屋外に使われることもあり、長持ちさせるためにも丈夫な木を使っているとのことです。

これはこの肘木だけでなく欄間にも言えます。

硬い木を削る、彫るには技術や時間だけではなく、体力も必要です!

 

 

次に体験させてもらったのが電動ミシンをつかっての作業。

ミシンと聞いて思い浮かべた家庭用ミシンとは全てが違いました・・・。ちょうどいい画像が無くてわかりづらいのですが、欄間も切れるように横長になっています。

 

欄間製作に欠かせないのがこのミシン作業!

欄間は向こう側が抜けていますよね。

全てを手で彫っていくわけではなく、あらかじめこのミシンで抜いているんです。

 

 

ミシンに装着する針の部分は、木の厚さや種類、用途によって違っています。
彫刻刀のようにこんなにたくさん種類があるんですね。

きれいに整列しています。

 

 

こちらは欄間で抜いた部分の端材で作る置物。余った木も捨てずに小さなものの材料になります。

しかし下書きの段階からリアルです。

そして細かい・・・。

 

小比賀彫芸さんでは正さんと奥さんがものづくりをしています。
主に欄間を彫っているのが正さんで、奥さんは木の板を抜くミシンの作業を担当。

小物や置物など、奥さんが作るものも多くあります。
何度か打ち合わせをしたときに商品をたくさん見せていただいたのですが、長年お仕事をお手伝いしてきた奥さんの技にも目を見張りますよ!

 

 

こちらが奥さん製作の壁掛け欄間!後ろに金具がついています。

これをミシンで抜くだけでも相当細かいですよー!

ちょっとしたインテリアに良さそうなこちらは、女性ならではの感性で作られているなぁと思いました。欄間もこういう楽しみ方ができるんですね。

 

 

小比賀さんの工房にはこうした置物のほか、受注生産している表札の見本なども並んでいます。

フクロウのモチーフはいつの時代も人気だそうです。

たしかにサン・クラッケでもフクロウのものはよく売れております〜。

 

 

 

欄間は和室がふたつ続いて設けられることが多いもの。
現代、新しく建つ家は経済面の問題や技術者の減少などから、洋風のものが圧倒的に多くなり、

それにあわせて欄間の需要も減りました。

小比賀彫芸さんでは時代の変化によって物の需要が変わっていくのは仕方のないことだと受け止めながら、欄間彫刻の技を活かした商品開発をしたり、

好きな人に技術を継承できるようにと、リビングたかまつさんを通じて彫刻教室を開いています。

 

深いお話も聞きつつ体験もできて、とても興味深い時間を過ごせました!

小比賀彫芸さんありがとうございました!

作品の数々を見ていると小学校ぶりに彫刻刀をにぎりたくなったハスイでした。

 

次回は小比賀彫芸さんから徒歩1分。

もうひとつの欄間彫刻屋『朝倉彫刻店』さんへ参りまーす!!

 

ハスイ

サヌキノススメ第7回 その1「豆芳(ひょうげ豆)」

 

サン・クラッケで取り扱っている県産品の生産者さんを一般のお客さんと訪ねる

「サヌキノススメ見学会」!

毎月1回、サン・クラッケで取り扱っている食品、工芸品を作っている会社を見学させてもらい、

その内容をブログや動画などでアップ!

ラジオのコーナーも放送して、より香川の県産品を身近に感じてもらおう!!!

 

という4月から始まったこの企画。あっという間に10月で7回目。

つたないブログですが、プリントアウトしてみるとけっこうな分厚さになったので達成感を噛みしめつつ、更新スピードが一番の課題であります・・・。

 

では見学先を手書きしおりでご紹介!

 

 

午前は「ひょうげ豆」でおなじみ、高松市国分寺町にある「豆芳」さん。

午後は欄間彫刻の伝統工芸士「小比賀彫芸」さんと「朝倉彫刻店」さんにうかがってきましたー!

こちらはどちらも高松市松福町です。

 

今回はまずJRを使っての移動。見学会でJRを使うのは2度目ですね〜。

 

 

端岡駅で降りて、歩くこと約10分。

もとは車の修理工場だったという建物が見えてきます。

 

 

こちらが豆芳さんの工場!

建てられてから60数年は経っているそうです。

線路沿いに建っているので通りすがりに見たことがある方もいるのでは。

 

 

最初に案内してくれたのは那須さんです。丁寧に説明をしてくださいました。

 

豆芳さんは昭和23年(1948年)に創業し、今年で66年目。

そして現在、製造を担当しているのは那須さんふくめ、わずか3人!

工場とはいえ決して大きくはないスペースで、効率的に動けるように器具が配置されています。

 

 

豆芳さんは香川の名物「しょうゆ豆」も製造しています。

奥の部屋は衛生管理のため完全別室での作業となっているので、ほんの少し外から覗かせていただきました。

希少糖をつかったしょうゆ豆や、薄皮で食べやすい大豆のしょうゆ豆など、数種類作っていらっしゃいますよ。

 

一般的なしょうゆ豆は皮がしっかりした「そらまめ」から作られますが、

今回、製造過程を見学させていただいた「ひょうげ豆」も「そらまめ」から作られています!

 

おおまかな作り方のご説明です。

 

 

「ひょうげ豆」とは煎ったそらまめに、しょうがや水あめで作ったタレで味付けした豆菓子。

知る人ぞ知る奇祭、香川町で行なわれている『ひょうげ祭り』にちなんで作られ、現在も祭りに奉納されているお菓子です。

 

豆芳さんではひょうげ豆のほかにも豆菓子を作っています。

今回は「ひょうげ豆」と「豆ちん」の製造工程を見せて頂きました!

 

まず「豆ちん」から!

作ってくれたのはこの道30年の新居(にい)さんです。

 

 

豆ちんはピリ辛味で、小ぶりな豆菓子。創業当時から作っています。

原料は落花生。

 

まずは回転釜に入れた落花生に、寒梅粉(かんばいこ)をまぶしていきます。

 

 

寒梅粉(かんばいこ)は、米粉を蒸してお煎餅にしてから細かく製粉したもの。

これが豆ちんの「衣」になります。

回転釜は絶えずグルグル回っているので、ぼーんやり作業を見ていると目が回りました。

 

 

衣をつけた落花生は火にかけて煎っていきます。

こちらの煎り機、どこかで見たことあるなーと思ったら、6月の見学会で行った則包商店さんですね!

(則包商店さんの記事はコチラです)

 

平たい網のなかに大豆を入れて・・・スイッチオン!

 

 

画像では見えませんが、火の上に網がかかっている状態。網は横にぐるぐる回っています。

だいたい15分で煎りあがり。

手動のタイマーと目視、すごく熱せられた豆を触ってみることで煎り具合を見ていきます。

 

 

そうして煎っているあいだ、こちらのセッティングが完了していました。

幼稚園、小学生のとき教室でよく使われていました、こんなストーブ!

 

 

ストーブに温めているのは豆ちん秘伝のタレです。

お醤油をベースに、砂糖、ガーリック、唐辛子、ケチャップ等々が入っております。

もちろん配合はヒミツ!

タレがかたすぎると豆にからみにくいので温めるそうです。

 

 

煎り上がった落花生は回転機に運んで、

 

 

ぐるぐる回る落花生にタレをかけていきます。

豆も熱いですがタレも熱い!新居さんの周囲に湯気がたちます。

 

 

まんべんなくタレがからまったら出来上がりです!香ばしくて食欲をそそる匂い!

 

網を張った入れ物に入れたあと、船のような形の網に移し替え。

 

 

どばーっと豆を全て入れて、そこからは2人がかりでの作業に。

手で豆をバラバラと広げ続けます。

 

 

回転機から出してこの網に移し替え、手で広げていくまでの作業はスピード勝負!

というのも、放っておくと粟おこしのように豆と豆がくっついしまい、商品になりません。

熱が飛ぶまで、豆を転がし続けます。

 

 

落ち着いてきたころ、できたてをいただきました〜!待ってました!

できたてをその場で食べられる。これも見学会のいいところ。

 

製品になった豆ちんも食べたことがありますが、1パック無くなるのが早いこと。

アツアツにも関わらず、ぱくぱく食べてしまいそうだったので自制。とても美味しかったです!

 

 

熱がとれて豆同士がくっつく危険性がなくなったころ、網の先の入り口を開け、

かたむけて豆を取り出します。

船のような形は考え抜かれて作られているんですね。

 

次は「ひょうげ豆」の工程を見てみましょう!

 

 

ナベに投入しているのは前回のひょうげ豆作りのなか、形や色が原因で製品にならなかったひょうげ豆。

味も質も製品と同じなのですが、豆どうしがくっついて一粒が大きくなっているとお客さんが食べにくいということもあり、食べやすさと見た目の観点から取りのぞかれています。

 

しかーし。捨てるわけではありません。

大事な役割が待っているのです!

 

 

それはタレの色づけ。

切り刻んでミンチ状にしたショウガ+水あめ(水とグラニュー糖)がタレになるのですが、

それだけではひょうげ豆のきれいな黄金色が出ません。

色素を入れることもありますが、いびつな形のひょうげ豆と、ナベの底にくっついている焦げが色出しの秘訣なのです。

 

 

タレを煮立たせているあいだ、そらまめを煎ります。

豆ちんと同じくタイマーもかけますが、まずは目視。そして触ってみます。

 

 

そうこうしている間にタレに変化が。

色も淡く、量もそこそこ多かったのが・・・

 

 

色は紅茶色に。量も少なくなり、煮立ち方がこんなに激しく!

 

最高135℃まで上がったタレ、たまに外に飛んでくるとのこと・・・。

この日、ひょうげ豆作りを見せてくれた木子(きこ)さんは入社して1年。

今はタイミングが分かって避けられるようになったそうなのですが、これまでヤケドは何度もされています。

 

 

煎ったそらまめを回転釜に移し、ひしゃくでタレをかけていきます。

まんべんなくタレが行き渡るように、5〜10分ほどの作業です。

 

 

合間をみてスコップのような物でかきまわします。

ひょうげ豆の色がどんどん濃くなっていくと同時に、しょうがの香りが立ちこめていきます〜。

 

 

実は豆ちん作りとひょうげ豆作り、ふたつ同時に行なわれていました!

必要なときは2人もしくは3人で助け合いながら、

最低限の人数で最大の効果を出して、豆芳さんのお菓子は作られているんですよ。

 

 

できあがりました。ひょうげ豆!

袋詰めされた製品はカリカリした食感ですが、できたては衣になっているショウガの部分もふにゃりとしています。

しょうがの味がしっかり出てくるのは翌日まで寝かしてからだそうで、

たしかに、できたては味がまろやかな感じ。

 

 

参加者さんもいい笑顔!

出来立てはやっぱり格別でしたね〜。

 

 

こうして出来上がったひょうげ豆。黄金色が食欲をそそります。

手作業で袋詰めをして商品の完成!

 

豆芳さんの豆菓子はサン・クラッケでもお取り扱いしていますが、豆芳さん直営店もあるんですよー!

端岡駅から高松駅まで戻り、それから兵庫町にある「ひろば店」へ行きました。

 

 

どーんと目立つ看板やちょうちんが目印。

数十年前まで作業場もここにあったそうです。

 

 

レトロで雰囲気のあるお店には、あふれんばかりの豆!

どれにするかたくさん迷ってお買い物してまいりました。

高松市の街ナカにありますので、ぜひ行ってみてくださいね〜。

豆芳さんのホームページはコチラです!

 

豆芳さん、お忙しいところ本当にありがとうございました!

みなさんとても親切にしてくださったので、わかりやすい見学会になりました。

 

豆菓子のやめられない、とまらない感はすごいなと心底思うハスイでした。

次回は欄間彫刻の小比賀彫芸さんの記事です!

 

ハスイ

 

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