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【ラジオ】サヌキノススメ in タカマツシティリミッツ 第3回(6月24日放送分)

FM815(FM高松)で毎週火曜日に生放送されている「タカマツシティリミッツ」。

毎月第4週は「サヌキノススメ」コーナー。第3回が6月24日に生放送されました。

 

今回ゲストは木型工房市原の市原吉博さん。

菓子木型と共に世界中を飛び回る市原さんと、あるきっかけから市原さんの仕事に感銘を受けて手伝われるようになったという娘さん、そしてお孫さんのお話はとてもほほえましくて興味深いです。地域の伝統工芸を守っていくということがどういうことか、考えてみるきっかけにもなるお話でした。

 

そして、もうひとつの見学先、最近テレビでも話題のおいりの工場を見せて頂いた丸亀の則包商店さんについてもご紹介。おいりがこんな風に作られていたなんて!とびっくりする制作過程の動画も近々公開予定です。

 

お話上手な市原さんのおかけで盛り上がった25分間。
聞き逃した方は下記をクリック!でぜひお聞きください

(約25分のコーナーを4分割しております)

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第3回(6月24日放送分)その1

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第3回(6月24日放送分)その2

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第3回(6月24日放送分)その3

 

サヌキノススメinシティリミッツ 第3回(6月24日放送分)その4

 

 

サヌキノススメ第3回 その1『則包商店(おいり)』

 

サン・クラッケで取り扱っている県産品の生産者さんを一般のお客さんと訪ねる

「サヌキノススメ見学会」!

毎月1回、サン・クラッケで取り扱っている食品、工芸品を作っている会社を見学させてもらい、

その内容をブログや動画などでアップ!

ラジオのコーナーも放送して、より香川の県産品を身近に感じてもらおう!!!

という4月から始まった企画でーす!

 

6月14日に3回目の見学会を行いました!

今回見学をお願いしたのは

おいりを作っている丸亀市中府町の「則包(のりかね)商店」さんと、

四国で唯一、菓子木型をつくっている高松市花園町の「木型工房市原」さんです。

 

この日はスタッフを含めて総勢10名。

移動はJRと琴電、そして徒歩!

梅雨まっただ中でしたが、お天気に恵まれて本当によかったです。

(見学会はごく少数で行っていますが、毎回一般のお客様5名ほど募集しております。

募集時期や見学会の行き先についてはサン・クラッケ公式ホームページに随時掲載いたします)

 

まずはJR高松駅に集合して、電車に乗って丸亀へ!

 

 

丸亀といえば丸亀うちわ!

夏といえばうちわ!

丸亀駅の天井では、うちわのディスプレイがゆれていました。さすが丸亀。

 

 

次回7月のサヌキノススメ見学会(満員御礼となりました)では「うちわの港ミュージアム」さんに行ってきます!

 

また、サン・クラッケではうちわ貼りワークショップをおこないますよー!

浴衣に合わせたうちわ作りや、お子さんの夏休みの宿題にいかがでしょうか。

くわしくはこちら♪ → http://www.sunquelaque-sanukis.com/workshop/?p=217

 

 

丸亀駅を出て、丸亀城を左手に見ながら歩くこと約15分。

到着しました則包(のりかね)商店さん!!

 

 

 

創業は大正のはじめ。現在の社長さん、則包裕司さんで3代目。

香川の伝統菓子「おいり」をつくっています。

 

★おいりや則包商店さんについての詳細はコチラをご覧ください!
 

 
こちらが則包商店さんの正面。

金比羅街道でたいへん賑わった通り沿いに建つ、築100年以上のお店です。

かつては飴細工などを作っていましたか、いつのころからかおいりも作るようになったそう。

 

おいりを使うのは西讃(香川県に西側)の風習ですので、

高松市や東讃のご出身だと馴染みのない方もいらっしゃると思います。

 

おいりとは?

 

 

おいりのはじまりについて文献は残っておらず、上記の説明も、とある一説です。

 

花嫁さんはご近所さんや嫁ぎ先でおいりを配ります。

西讃の風習といっても地域や家によって配る場面や配り方に違いがあり、

おいりを重箱に入れて配ったり、こども用のおもちゃのバケツに入れて配るところもあると聞きました。

 

『心をまあるくして、まめまめしく働くのでよろしくお願いします』

 

という意味がこめられたおいりは、かけがえのないお菓子です。

 

さて、この小さくてカラフルなおいりは、どのように作られているのでしょうか。

則包商店さんでは見学会の時間に合わせて、おいりの色づけ作業を見せてくださいました!

 

 

則包商店さんが作るおいりの原料は、もち米と砂糖のみ。

砂糖を混ぜたもち米をついて、うすく伸ばして天日で乾燥させます。

乾燥後、四角いさいの目に切り、上の画像のように並べてさらに乾燥させます。

 

 

奥手にある機械に乾燥させたあられをのせて、煎ります。

 

画像では分かりませんが、あられを乗せた網はぐるぐると、ずーっと揺れております。

網に転がされて四角いあられは角がとれ、丸くなっていくとともにふくれていきます。

 

 

 

煎り時間の加減は社長さんが確認。

時間はだいたい3分ほど。

網の引き出しを引くと、ざざーっと真っ白いあられが転がり落ちてきます!

 

その白いあられを着色していく社長の奥様。

このボール型の機械もぐるぐる回転しています。

白いおいりに着色料と、お砂糖を溶かした蜜をかけると・・・。

 

 

あっという間にやさしいピンクに早変わり!

後日、動画をアップロードしますのでぜひごらんください。

 

 

こちらは色づけし終わったばかりの、アツアツのおいり。

できたてのおいりを食べられるのは見学会ならではでしたー。

外はパリッとしているのにもちもちした食感と甘さが、やめられない。とまらない。

けっこうな量をすくってもらったのにきれいに完食いたしました。

(なつかしい味のメロンジュースや麦茶まで出していただきました!)

 

 

出来上がった白、黄、緑、紫、ピンク、赤のおいり。

土管を半分にしたような入れ物に一色ずつ広げていきます。

 

ピンク・・・みどり・・・黄色、と重ねていきまして。

 

 

一斗缶を改造したチリトリのような物で底まですくうと、さまざまな色が湧き出てきます!

まるで魔法のような光景に感動!本当にきれいでした。

 

 

まんべんなく混ぜられたおいりは、アンティークな入れ物に入れて保管。

ただ、少し前に全国放送のテレビ番組でおいりが取り上げられてからますます忙しくなっているそうで、

買い手はすでについているとのこと。

 

 

出来上がったおいりは、社長さんのお母さんたちによって透明な容器につめられていきます。

小判型のお菓子を入れ、おいりについて書かれたしおりを入れて、リボンをかけて完成です。

(ほかの容器に入った商品もあります)

 

 

割れやすいので、こうした手詰めの包装もたいへんです。

それにおいりは完成するまで乾燥時間を含めると5〜7日かかります。

花嫁さんのための大事な大事なお菓子であるおいりは、ゆっくり時間をかけて作られているんですね。

 

 

できたておいりの袋詰めのほかに、事前に用意して下さっていたおいりを「お土産に」と、わざわざ車で届けてくださいました〜!

社長さんたちのたくさんのお心配りがとても嬉しかったです。

お忙しいところありがとうございました!!

 

則包商店さんのおいりはサン・クラッケでもお求めいただけますよ♪

 

また、則包商店さんの公式ホームページはこちら

 

短期間に色々なおいりを食べることができたため、おいりについて詳しくなった(気がする)ハスイでした!

次回は菓子木型を作っている『木型工房市原さん』編をお送りします!

 

ハスイ

 

サヌキノススメ第2回 その5『香川のお茶と高瀬茶業組合について』

 

■香川のお茶の現状

 

香川のお茶の生産量は全国の生産量のうちの0.2%です。

また、緑茶の消費量は47都道府県のなかで46位(2009年の総務省の家計調査)

全国的に低い数値であることにくわえ、ペットボトルのお茶が一般的に普及したこともあり、

お茶の消費減少の流れは全国的に広がっています。

さらに高齢化もあってお茶農家も減少傾向にあります。

 

全国生産量0.2%の香川のお茶の産地別の占有率は、

三豊市74%、まんのう町13%、高松市13%となっています(24年度香川県調査)

三豊市には高瀬町、そして高瀬茶業組合さんがあります。

 

■香川のお茶栽培のはじまりと高瀬茶のはじまり

 

高松藩主だった松平頼重公が栗林公園を造園したとき、北庭に茶園をつくり、

藩主の茶会につかわれていたのがはじまりだそう。

栗林公園内の茶園は現在も残っています。

それがだいたい1624年〜1644年の寛永のころ。

 

高瀬茶はといえば、江戸時代後期に丸亀藩主に愛用され、

闘茶(お茶の味や香りをききわける競技)に用いられていたとのことです。

※ 書籍「香川の食文化」食文化の会・著より引用致しました。

 

 

■高瀬茶業組合とは

 

昭和30年に二ノ宮茶業組合として発足しました。

二ノ宮とは高瀬町に今も残っている地区名です。

 

それから10年後の昭和40年に農事組合法人 高瀬茶業組合が設立。着実に茶園面積を広げていきました。

現在では機械化された工場で組合のお茶の加工だけでなく、お茶の委託加工も請け負っています。

職員は8名。うち、工場を担当しているのは3人だそうです。

店頭では実際に高瀬茶や高瀬茶の加工品を買うことができます。

 

■茶葉の管理

 

食品の安全が特に求められている昨今。

茶畑で摘まれたお茶は高瀬茶業組合さんへと運ばれ、葉の状態を見て茶葉に等級がつけられます。

そして、畑ごとにふっている番号、茶葉の品種、出荷量等の情報をバーコードに入力。

いつ、どこで摘まれたお茶なのか、情報がこうして管理されています。

 

■高瀬茶業組合の1年

 

高瀬茶の新茶はだいたい4月から始まります。

5月のゴールデンウィークあたりでピークをむかえ、6月上旬ごろから二番茶の摘み取りがはじまります。

そのあともお茶屋さんからの注文で生産委託を受けたお茶をつくったり、販売や営業を行います。外に指導に行く方もいます。

また、ひとくちに高瀬茶といっても商品は豊富です。

乾物になった荒茶は冷凍して保存しておき、時期時期にいろいろなお茶に仕上げていきます。

新茶の摘み取り時期が終わってからも1年を通して忙しい毎日が続いているんですね。

 

■高瀬茶の出荷うちわけ

 

50%は高瀬茶業組合の高瀬銘茶ブランドとして市場に出ます。

20%は香川県内のお茶屋さんに買われたり、加工品に使われ、

30%県外(静岡、徳島、岡山など)へと出荷されます。

高瀬茶は約70%が県内で消費されています。

 

サン・クラッケでも高瀬茶をつかったようかんや、期間限定品だったため今はありませんが高瀬茶カステラもおいていました。

 

■新茶とは

 

その年に初めて摘まれたお茶。いわゆる初物です。

初物にはパワーや栄養がみなぎっており、縁起もよく、

初物を食べると75日寿命が伸びるという意味の「初物七十五日」という言葉もあります。

芽がやわらかく、青々とした匂いが特徴です。

同じグラム数が入っているお新茶でも、値段が高かったり安かったりするものがありますが、

これには摘み取られた順番が大きく関係しています。

最初のほうに摘まれたお茶ほど値段が高く、あとのものほど下がっていくのです。

同じ産地、種類のお葉でも摘まれた順番によって味に変化がありますので、

年に1度のお新茶の時期に色々試してみるのもオススメです。

 

■お茶のいれかた

 

おいしいお茶をいれるには「茶葉の量」「お湯の量」「お湯の温度」「茶葉の浸出時間」が大事になってきます。

さらにお茶の種類によっていれ方はわかれます。

たとえば、ほうじ茶や番茶は家庭によくあるポットの90℃の熱湯をそのままいれたり、

甘みが特徴の玉露(宇治茶が有名)は50℃ほどの低い温度で、じっくり出します。

 

ですがお茶は「茶葉の量」「お湯の量」「お湯の温度」「茶葉の浸出時間」を変えることで

自分好みの濃さや香りに調整して入れることもできるのです。

茶葉の量を多めにしたり、茶葉の浸出時間を長くすれば濃いめのお茶がいれられますし、

それとは逆に茶葉の浸出時間を短くして2煎目、3煎目をじっくり飲んだり、

高い温度のお湯でいれてお茶は香りを楽しむこともできます。

 

 

■高瀬茶業組合さんの取り組み

 

東日本ではポピュラーだった深むし茶を作ったり、

高瀬で育てた「めいりょく」という種類の茶葉だけをつかった「たかせのべに茶」の販売など、

今の生活スタイルに合わせた新商品の開発も行っています。

 

深むし茶は茶葉を作る工程のなかの「蒸す」工程を長くすることで、味が早く濃く出やすくなったお茶のこと。

「たかせのべに茶」は発酵させる時間を長くした、紅茶に近くて赤みがあり、すぐいれられるティーバッグのお茶です。

 

■高瀬茶業組合さんの想い

 

おいしいお茶をいれる手順は確かにあります。

ですが道具をそろえることから始めなくても、家にあるものでまずは自由に香川のお茶を飲んでもらいたいと、

見学会で案内をしてくださった荒木さんはおっしゃっていました。

取っ掛かりは何でもかまいません。

縁起物の新茶といっても茶葉の片付けが手間だと思った時はティーバッグがあります。

今年は新茶のティーバッグを目の細かいものに改良し、より味が出やすくなりました。

味や香りがどんなものか気になるときは、

サン・クラッケでお茶のご試飲をしていただけますのでお気軽にお申し付けください。

 

まずは気軽な気持ちで、香川のお茶で一服を。

 

 

★高瀬茶業組合さまのホームページはこちら

 

ハスイ