こんばんは。サン・クラッケのミクです(^O^)
サン・クラッケには、観音寺・やまくにさんの「大羽いりこ」を置かせて頂いてます。

そして今!この大羽いりこの新物が瀬戸内でとれる時期!
新物のいりこは脂も少なくてとても美味しいです(><)
そんないりこを使ってだしをとってみたので紹介します♪
まずはいりこの エラ と ちあい を取り除いて下さいね。その作業をするかしないかで随分違います。
ちなみに頭をとってエラ(内側にある黒い部分)をとったら、
頭の残りの部分はちゃーんと美味しい出汁が出ますので捨てないように(><)
そしてお料理を始める前などのタイミングで、常温のお水に30分〜1時間くらい、いりこを浸けておきます。

すると、それだけでもうこんなに出汁が出てる!(わかりにくいかもですが)
黄色いんです。においを嗅いでみても、もうこれで充分完成?ってくらい香るんです。
ここで普段の出汁のとりかたの雑さに気付きます。

そこからまずは強火にかけて。
沸騰する直前を見極めるのがポイントです。
強火にかけてしばらくたつと、いりこの頭と胴体がぐらぐらと踊り出します。
鍋のふちは少しふつふついいながら、いりこが鍋を舞う舞う。きっとわかると思います。
その状態をちょっと楽しんだら、火は弱火に下げます。

そしてこのまま10分ほど。
出てくる白いアクもちゃんとすくってあげながら丁寧に見守ります。
10分ほどたって火をとめ、粗熱がとれてからいりこを取り出します。
物の温度が上がるときと下がるときに、味ってのは染み込みやすく、よく煮出されます。
あつあつの時にいりこを取り出してしまっては、せっかく最後の山場を迎えているので、とても勿体ないです。

それら全部をちゃんとやって・・・おいしい大羽のいりこだしの完成ですー(^O^)/
ちなみに昆布と合わせるなら、いりこと同じタイミングで入れ、昆布を取り出すのはいりこが舞い出した時。
かつおと合わせるなら、かつおを入れるのは最後、火を消す直前です。
味見をしてみると、ほんとにまろやかでこれだけでもイケそうなくらいしっかりとついた出汁の味。
くさみなんて全くありません。
そして手間隙をかけてとった贅沢ないりこ出汁に味付け等々をし、
贅沢にかけうどんでいただいてみました・・・

おいしいっ・・・!
です。唸りましたー!
いりこだしって元々すごく美味しくて好きでしたけど、こんなにちゃんととってあげると、ますます良さに気付くんですね。
ちゃんと、食べれば成果を実感できるし。
食べてるときのあの幸せが更に増すので、本当に美味しい出汁をとってみて良かったです。

いよいよサン・クラッケにも新物の大羽いりこが並び出しますよ!
手間隙をちょっとプラスするだけで、全然違ういつもの食卓。
是非お試しくださいね。